骨粗鬆症(こつそしょうしょう)外来

当院は、内科医院ですが、女性の閉経後のホルモンバランスの変化による、骨粗鬆症(こつそしょうしょう、骨がもろくなり、折れやすくなる病気)に対して積極的な治療を行っております。

閉経後の体の変化

骨の状態は骨を作り出す「骨芽細胞」と、不要な骨を壊す「破骨細胞」のバランスによって成り立っています。ところが閉経を迎えると、ホルモン分泌の状況が急激に変化することにより「破骨細胞」の働きが強してしまいます。この働きにより、特に女性は年齢を重ねるにつれ骨がだんだん弱くなっていくのです。

骨粗鬆症になると

1)背骨の骨に圧迫骨折(背骨のつぶれ)を起こします。腰や背中に痛みが生じます。複数の背骨に圧迫骨折をおこすと背が低くなり、背中や腰が曲がってきます。お年寄りのおばあさんの腰が曲がっているのはこの「圧迫骨折」のせいなのです。

2)ちょっとしたことで、骨折をきたします。特に健康な人ではめったに折れることのない大腿骨頸部(ふとももの付け根)が転倒によっていとも簡単に骨折してしまうこともあります。この部位を一旦骨折してしまうと、元通りになることは高齢者の場合非常に困難であり、治療には手術が必要です。寝たきりになってしまう原因の一つとして問題になっています。骨粗鬆症の患者さんにとって、「ころんでしまうこと」は寝たきりになるかもしれないという事で、大問題なのです。


骨の強さはどうやって測るの?
骨密度検査装置
当院ではこのほど、平成16年10月に、超音波式骨密度測定装置 (GE横河社製 A-1000 EXPRESS)を導入いたしました。X線を使わないので被ばくもなく、その場で結果が判明します。検査はイスに座って検査装置に足をのせるだけです。痛みも苦痛もまったくありません。

骨粗鬆症の治療は?

当院では骨粗鬆症の治療薬として最近注目を集めている
ビスフォスフォネート製剤(骨吸収抑制剤)を中心に、活性型ビタミンD3製剤(代謝調節剤)、カルシウム製剤などを用いて治療を行っております。沢山の患者さんを対象に行われた臨床検査でも、骨を強くする効果の他に、新たな骨折を防ぐ効果や、疼痛を軽減する効果などもはっきりと確認されているお薬です。

また、腰痛などの痛みがひどい急性期の患者さんには合成カルシトニン誘導体(骨吸収抑制薬)の
エルシトニンの少量パルス療法も行っております。こちらは疼痛の軽減に関してかなり効果があるようです。


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